No.81

2007.12
三津子の俳句つうしん







旅鳥や味噌汁の椀かかえ持つ


今朝、一団の鳥が頭の上をわさわさ羽をならしながら過ぎてゆく。

熱い味噌汁の椀を両手でぎゅうっと抱えながら、中空に眼を泳がせていた私。






蓑虫の千代紙買いに行かなくちゃ


細かく刻んだ千代紙、毛糸クズの中にミノムシの幼虫を入れておくと、千代紙色のきれいな ミノが織りあげられて、やがてコスプレ美女のミノムシ誕生っ。

いいえ、ミノムシは野武士の色、枯れ葉の色がいいのです。 







コスモスや藤原紀香のつけまつげ


地下鉄のホームにコスモスの花びらが、まつ毛のように配置されている斬新な 広告に思わずにっこり。

結婚式のあのつけ睫はちょっとね。コスモスの花びらは、紀香さんの普段着のやさしい表情にぴったりかも。  











     
  












藪からしそろそろ本気にならないか  


食べ過ぎて、カロリーオーバーになると、見た目で最初に太るのはどこ? 私の場合、お腹である。

小錦ふうお腹ぽっこりを返上したくて頑張っているのであるが、いつのことやらみかんやら。  








銀河は碧しスペインの舞扇


魅惑のフラメンコ、オ〜レッ!苦悩を踏まえた魂の叫び声。 間近で見るフラメンコダンサーたちの迫力。

酔いしれる私。笑顔もふんわり舞いあがる。  














草むしる明日は銀河のあたりまで




夕もみじふたりは仮面をはずしたり  




こそ泥に鎌を盗られる秋ゆやけ




秋虹や牛のしっぽに叩かれる




イヤリングそろりと置きし黒葡萄