No.79

2007.10
三津子の俳句つうしん







こおろぎは編集室の仲間です


編集室にはいつも、敏捷にして闊達なさざめきが渦巻いている。そんな空気が好きで虫たちも 隅で翅を擦りあわせるのに余念がない。

コオロギよ、もっとこっちにお寄りよ。






ひぐらしをふところに入れ手話つづく


夕日をあびながら澄んだ声で鳴いているひぐらし。声はすれども、 姿は見えず・・・少年たちは、ひぐらしを胸に住まわせながら楽しそうにコミュニケーションしてる。

きっと将来の夢を話してるんだろう。







シュワーッとご当地サイダー勢揃い     


ちかごろご当地ラムネに、ご当地サイダーがにぎやかだ。 中身はどちらも炭酸水に砂糖と香料で味を付けたものと思いきや、さにあらず。

シュワシュワはじける気泡の中から、 カレー味やら、ワサビ味を効かせたものまで登場しているらしい。












     
  












秋日傘私を待つ人いるような  


朝、いつも微笑みかけてくれるのは、ベニヤマボウシの葉っぱたち。爪紅いろの葉を優しげにひろげて。 白のヤマボウシときたら残暑のきびしさに、むくれて葉っぱまで縮こまって黒ずんで。

でもでも日傘の影は、くるくるくるりん笑ってる。  








冬瓜の冷や鉢かかえ神楽坂


東京で人気のある町「神楽坂」。 粋でいなせで江戸前で冬瓜の冷や鉢かかえて路地を行く。

神楽坂の住人は気取らない。あした天気になあれ♪  














切り株は秋の書斎よ飛騨ことば




若鮎の通り道なり活断層  




まどろみの闇をたどるや蝉の穴     




馬が好き一直線の夏だから  




夏落葉ひっくり返ってまた眠る